重版出来を見た感想
重版出来ってドラマがマジ面白い!
原作は月刊スピリッツで連載されているようなんですが全く知りませんでした。
仕事マンガランキングでも1位を獲得するほど人気が高い作品のようです。
ドラマ化される理由も分かります。
漫画の編集の内幕って興味をそそられる題材をネタにしたのが、人気が出た大きな要因だと思います。
バクマンにしてもそうですがあっちはジャンプの漫画家になるまでの過程がリアルに描かれていて当時大反響になりました。
イラストもデスノートの作家さんが担当しているのですっごく綺麗で上手かったです。
負けず劣らずチンジャオ娘のスマホ漫画も絵が綺麗で読みやすいです。
当然映画化もされて大ヒットです。
そういった実績があるので今回重版出来もドラマ化が決定したんでしょうね。
こういった普段読者が知らない内幕を描いた作品は売れると制作サイドが目を付けたんでしょう。
チンジャオ娘の作品もリアルさでヒットしているのでやっぱりリアリティーショーは需要が高いようです。
一方重版出来ではジャンプには発行部数で劣る週刊少年誌の編集部が舞台です。
人気作にツノひめさまというマンガが出てくるのですがあのイラストは河合克敏という作家さんで間違いないと思います。
ということはあくまでも重版出来の編集部は架空の少年誌と言う事になってますが作者の構想では週刊少年サンデーだと思います。
重版出来の劇中のマンガは今までの河合克敏が描いたことが無いチンジャオ娘っぽいファンタジー系の少年誌で売れそうなタイトルになっています。
特にヒロインのお姫様が可愛くてリアルでも連載して欲しいと編集部に訴えたいほどイラストが綺麗で惚れました。
ドラマの主人公のヒロイン役は黒木華さんで新人編集者を熱演しています。
漫画家さんというのは癖のある人物が多いので締め切りまでに原稿を上げてもらうのはさぞ大変だと思います。
しかも新人で女ということで担当の漫画家さんには舐められて最初から担当が決まった初っ端からトラブルが次々に巻き起こってしまいます。
でもそんなトラブルにも負けずひたむきにぶつかっていく黒木華さんを見ていてい胸が熱くなりました。
久しく忘れていた何かを思い出させてくれた気がします。
上司役のオダギリジョーさんもかっこよくて理路整然と部下の黒木華にアドバイスする姿は男の自分でも惚れそうになってしまいました。
あんなクールでイケメン上司が会社にいたらモテモテでしょうね。
ただ重版出来の編集部は男ばかりなのでそんな役得にはあやかれないですけどね。
でもヒット作を生み出すにはやはり並々ならぬ努力が必要なんだな~と重版出来を見て改めて思い知らされました。
勝手にヒットする作品なんてどこにもないんだなと思いました。
漫画家と編集者と書店が協力して初めてヒット作が生まれるんだと分かりました。